あずきらりん☆

azu kirarin☆ - かわいいものにかこまれて Surrounded by cute things -

9. きずあ … と

1.
夜遅く 仕事から帰って
昼の仮面を外し
真っ暗な部屋で 立ち尽くしてた
力尽き果て 壁に頭打ち付けた
血の気が引いていく 理性が崩れてく
 
わたしは おもちゃなのだ
おもちゃだから 精を抜くことができるの
みんなはそれを「おかしい」という
みんなにとってはおかしいのでしょうね
”普通は”必要ないものね
 
でもね、
私にとってはみんながおかしいの
みんなとわたしは 違うから
私はわたしを守るため、いろんなものを分離させることができるの
心と体は別物 感情も 人格も 魂も 全部 全部 別物
そしてそれぞれに名前があるの 誰にもその子たちを汚させることはできない
 
姿見のカバーを上げたら
鏡に映る 私の姿
月明かりに照らされた おがくずの結晶は
怒りに満ちて 震えてる

2.
出して 出して と 私に声をかける
いつになれば 鏡の向こうへ行けるの?
私はあなたになれるの?
私は何を間違えたの?
 
言葉はいらない あなたがほしい
ぬるま湯に浸かって 私はもう冷えてしまった
温めるため あなたが必要なのに
わたしはこんなに凍えているのに
 
どうして あなたは その手を握り返してくれないの?
 
完全じゃないことぐらい知ってる
どうして完全である必要があるの?
どこに行けば手に入るの?
あなた…何を言っているの?
 
「めちゃくちゃだよ…」
いいえ、あなたが”めちゃくちゃ”なのよ!!
 
気が付けば 膝から崩れ落ちて
私は 涙を流していた
右腕は何を叩いたのか
血の色に染まり 痛んでいた
 
3.
弱いものいじめの標的になった醜い私は
いろんな人に、
体も 心も 魂も 人格も
かわるがわる 1つ残らず 握りつぶされた
まるでおもちゃを持った赤ん坊のように
ぬいぐるみの首を握りしめて走り回る子供のように
 
一生懸命膨らませて
なんとか元に戻そうとしたけれど
また誰かが私のことを握りつぶすの
 
どうして!と泣き叫んでも
男の子の私 理性の私は 黙ったまま
こんなにつらいのに!!どうして!!!どうしてよ!!!!
おかs
 
ついに私の声は…完全に封じ込められた
氷でできた甘いお菓子の箱の中に 頑丈な鍵と共に
私の声は どこにも響かないの
これが悲しくないなら いったい何が悲しいのだろう
 
4.
周りからは 苦しむことすら許されず
笑うことしか求められなくて
自分からは 楽しくしなきゃ
なんとかしなきゃと責め立てられ
 
できるわけ…ないじゃない!!!!!
ふざけないでよ!!!誰のせいだと思っているのよ!!!!
私の声を聞いてくれなかったじゃない!!!
 
今更 何をしたって無駄で
めちゃくちゃになった心は もう二度と輝きを取り戻すことはないの
どうしようもないの もうどうしようもないの
大人になったんじゃない どんどん空っぽになったの
 
もうなにが楽しいのかわからないの
うつが治ったなんて嘘よ
もうそれすら抑え込む理由ができたの
もうそれすら 私のことを許してはくれないの
 
5.
おかしくなった もう全部おかしい
おかしすぎて 力のない笑いに変わる
もう何が正しい形なのか
もう何が元の形なのか
わからない わからないよ
 
どうして、くれるのよ…
 
苦しみにおぼれ
出口をふさがれ
抱かないようにしてきたのに
結局手には憎しみが 握りしめられ
 
楽しいこと 希望も全部
みんなに捨てられた
手に残ったのは怒りと憎しみだけなのに
楽しいに変換しろと言われる
 
無理だよ
おかしいよ
どうして…
こんなのことになったの…
 
6.
素直に世界を見つめるこの瞳すらつぶされてしまった
おかしな回路を脳に接続され
私の感覚がもうわからないの
鏡に映っているはずの私がどんどん歪んでいく
 
感情がもうおかしいの
私の機能はもう何もないの
誰の仕業なのでしょう
あなたの仕業よ
 
こんなことになるなんて
誰が予想しただろう
 
憎しみなんて手にしたくなかったのに。
気が付いたら握りしめてた。ばかみたい。
自分で自分に幻を見せるのはもうおしまい。
楽しくないのに笑うのはもうおしまい。
 
曲を聴いてたらどんどん文が思いついた: